性格とドラムプレイの関係

オリジナル新曲をプレイするとして

プレイに性格が出るでしょうか?

絶対出ますよね。

例えば私の場合

熱い曲はより熱く

それほど熱くない曲でも多少熱く

演奏すると思います。

曲によってそれが良く作用する場合もあれば

別に熱く演奏する必要がないという場合もあるでしょう。

そうなると作曲者とかその他の製作者側の立場の方々の意向を汲み取って演奏することになります。

ここからが大変です。

なぜか曲の第一印象で叩いたプレイが

一番しっくりくるプレイになることが多いのです。

ですから、準備期間が長いと逆にプレイが固まってしまい

融通が利きにくくなることがあります。

この辺はデモ音源でどこまで表現されているかにもよります。

ドラムパートがしっかりとプログラミングされていればあまり迷わないでしょう。

リズムが全く入ってない場合は任されていると思えば思い通りプレイすれば良いです。

時間があるならとりあえず合わせながらプレイを変えていく方法がとれるならそれも良いです。

気の合う人とプレイする場合はいずれも楽しいですよね。

こういう感覚は今まで聴いてきた音楽とか

そのときに好きで聴いている音楽に大いに影響されます。

なので音楽的方向性が一致していることは重要です。

また人間的にも分かり合える関係であることはもっと大事かもしれません。

そういう意味で性格が合う人と音を出すことは

良い作品を作る要素としてはかなり重要だと思います。。

スネアの鳴らし方

スネアの鳴らし方

スネアは叩き方によっていろんな音を出すことできます。

使い分けることができると
一気に表現力がアップしますよ。

1.打面の真ん中を叩く

いわゆる小太鼓のような音です。

正統派の音です。

ダン という音です。

2.打面の真ん中を外して叩く

少しボリュームが落ち

スティックの跳ね返り方も変わります。

独特な音になります。

ダン より たん という音です。

いくつかのテンションボルトを緩めてみると面白い倍音が出ます。

3.リムと一緒に打面の真ん中を叩く

打面の真ん中とリムを一緒に叩くと大きな音が出ます。

打面が7.リムが3くらいの力配分が良いとされているようです。

リムの割合が高いほど甲高い印象になります。

リムの割合が高過ぎると叩く力の割に鳴りの良くない音になります。

ダブルストロークは基本的にできません。

ダン に カン が混じった音です。

4.リムと一緒に打面の真ん中を外して叩く

高い音になります。

効果音的な使い方をすると面白いです。

カーン という音です。

5.クローズドリムショット

打面にスティックの端をつけたままで

もう一方の端でリムを叩きます。

打面のどこにスティックをつけるかで

音色が変化します。

コッ という音です。

6.リムだけを叩く

たまに使うと面白い効果があります。

カッ という音です。

もちろんチューニングによっても音色が変化します。

また、ほんの少し叩く位置をずらしただけでも音色が変わります。

なのでスネアだけでも多くの音色が出せます。

実際にはドラム単体ではなく

他の楽器と一緒に音を出すことになると思いますが、

そうすると残る音と聞こえにくくなる音があります。

でも完全に聴こえなくなる訳ではなくて

下味を付けた食材のように
じわっと主張し続けます。
また、ドラマーの位置で聴く音と

他の楽器の位置で聴く音も違います。

他のドラマーに叩いてもらって

離れた位置で聴くと発見がありますよ。

オススメです。

コーラスについて

コーラスが好きです。

歌メロにハモるとか、コーラスのフレーズを歌うことに楽しさを感じます。

好きな曲を聴きながら

頭の中で勝手にコーラスを付けていることがあります。

改めて聴いた時に

頭の中で鳴っていたコーラスが

実際には入っていなかったこともあります。

以前はMTRを使って人の曲に勝手にコーラスを乗せて多重録音して遊んでいました。

大抵音質やエフェクトのかかり方がぴったりはまらないのですが、完全に自己満足の世界では楽しい遊びです。

いま、自己満足ではなく

作品の中でコーラスをさせていただけるチャンスに恵まれています。

しかもライブだけでなく

レコーディングでも作品の中に入り込めるのです。

これほど嬉しいことがあるでしょうか?

信じられないほどの幸運が次々とやってきています。

多分ココロの状態が良いから

良いことが起きているのだと思います。

ドラムイスについて

ドラムは座って叩くものですので、専用の椅子があります。

そしてこれが案外重要な役割を果たしているのです。

安定している椅子があってこそ

安定したビートが叩けるのですね。

グラグラしていると

安定しないうえに

長時間叩くと腰を痛めてしまいます。

変な力が入るからだと思います。

グラグラしないように身体の動きを抑えるように叩かなければ

なんていう小さなストレスが

演奏に影響するなんてもったいないです。

そういう理由で私は椅子を持ち込みしていた時期もありました。

ひと昔前の椅子は貧弱なものが多かったのです。

幸い、いまは割と安定したガッチリタイプが主流ですね。

私が好きなのは一般的な座面が丸くてある程度沈むタイプです。

背もたれ付きとかもありますが、演奏中は浅めに腰掛け、背もたれは使わないので私には不要ですね。

MCが長いバンドとかなら休むのには良いかも知れないです。

私にとって重要なのは

存在を感じさせないくらいの安定性です。

想像を形にすること

想像力は無限の可能性を秘めています。

何かを体験すると、それが知識として蓄積されます。

たくさんの知識が頭の中で融合、分解して

その人の表現として表出されるとき

それは新しい表現となっているはずです。

それを形にすることが出来る人がアーティストだと思います。

様々なアーティスト、発信者がいて

それらが受け入れられているのは

それらを受診する方の人たちの価値観も様々だからです。

私はアーティストを尊敬します。

アーティストはその人にしか作れないものを作っています。

逆に、誰かと同じものを作ろうとしても同じにはならない

音楽とか絵画とか芸術と呼ばれるもの

時代が変わり、製作方法が変わっても、同じものが出来ないから面白いのですよね。

吸収、融合、分解、思考、作成、形成、完成

そして再現。
想像の産物である作品としての音源の価値

そしてその再現としてのライブの価値

人が表現し、そこにそれを求める人たちが集まること

私はここに価値を見い出したいし、
このようなことに関わっていたいです。

想像を形にできる人と一緒に

形にしていくことをライフワークにしたいです。

感情を作品に変化させること

誰でも生きていれば

毎日いろんな刺激を受けながらいろんな感情になりながら過ごしているはずです。

しかし、その感情を作品に昇華させることができる人

これぞアーティストだと思います。

たとえマイナスな感情であろうとも

アーティストのフィルターを通して表現されると

素晴らしい作品として息吹を与えられます。

私はこのように作られた作品が大好きです。

そんな作品を聴くと

感情を揺さぶられます。

人間はなぜ音楽を聴くのか?

それはたぶん

ある感情になりたいから

ではないでしょうか?

傷ついたときの自分だったり

それを乗り越えたときの自分だったり

楽しいときの自分だったり

作品の中にいろんな場面を投影しているのでしょう。

そして、年月が流れても作品は作られたときの体温を保ち続けます。

そんな作品の一部になりたいという思いで

日々ドラムを叩いています。

作品の中に入る

曲を作る人がいて

その人が作った世界を表現するために音を奏でる

今の私はこのことが楽しくて仕方がありません。

一人でコピーしていてももちろん楽しいのですが

いままでコピーしてきていた曲たちを

その作曲者本人と一緒に演奏できる幸せを実感しています。

これは何物にも代えがたい貴重な体験です。

いままで自分がしてきた体験はすべて無駄になっておらず

いまそれが結実した

そんな感慨にふけっています。

近日中に今取り組んでいるプロジェクトについて

公開できると思います。

その時が楽しみです。

小さな音について

優しく叩けば小さな音がします。

ただ、優しく叩き続けるのは大きな音で叩き続けるよりもずっと難しいです。

なぜならスティックコントロールや感情のコントロールが必須になってくるからです。

 
衝動的に、感情のままに

こんな感じで作った音源はリスナーの感情に訴えかけてきます。

それはその通りだと思います。

ただ、それをそのままではなく
自分のフィルターを通して表現した

もしくは時間をかけて考えた
そんな作品はずっと残るような気がしています。

で、衝動的な激しさではなく

昇華された、濾過された、より純度の高い感情

これを表現するのが小さな音だと思っています。

物理的に小さな音というだけではなく

一音にどれだけ感情を込められるか

だと思います。

大きな音の回とは打って変わって

精神論みたいにになってしまいましたが、

小さな音でなければ表現することが出来ない楽曲

というのがあるはず

私はそう思っています。

大きな音について


ドラムで大きな音を出すにはどうしたら良いでしょうか?

 
1.思い切り叩く
そうですよね。すぐに思いつきます。

2.大きく振りかぶって叩く
それもそうです。

3.振り下ろすスピードを上げる
そうですね。

4.タイコの真ん中を叩く
そうです。

5.オープンリムショットをする
スネアに関しては正解ですね。
タムだと音色自体が変わってしまい、特殊効果的な音になってしまいます。

6.スナップを効かせる
しなりを効かせる、ムチを叩くような動きですね。

7.その楽器が一番鳴るチューニングに調整する
大事です。

 
8.1から7のすべてを合わせる
最強です。

ただし、思い切り叩くだけだと音が汚くなるでしょう

大きく振りかぶるのはテンポによっては辛いでしょう。

なので、3から7までを合わせるのが良さそうです。

 

フルパワーが必要とされる場面で発揮できたら

楽曲が生きます。

場面を的確に判断して叩けば

大きな音でもうるさくないのです。

再会

昨日は都内で仕事があり、早めに上がることが出来たので、いつものスタジオで個人練習を1時間程する時間がとれました。

そしてその流れで札幌から出張で都内に来ていた水玉さがしのベースのザキ君と6年ぶりに音合わせしました。

水玉さがしについては先日ライブを観に行ったときのことを書いた回をご覧ください。

http://ysdkicazsx.com/wp/2016/05/21/%e3%83%a9%e3%82%a4%e3%83%96%e3%82%92%e8%a6%b3%e3%81%a6%e6%9d%a5%e3%81%be%e3%81%97%e3%81%9f/

彼とは毬藻の森(まりものもり)というバンドを水玉さがしの前にやっていました。

今回はそのバンドの曲をやってみたのですが

割とスムーズに再現出来たと思います。

お互いに過去の自分のプレイを覚えておらず
まずはコピーするところからだったらしいですが…

こんな年に一度のペースでも続けていきたいですね。