逆境を味方につける

人はそれぞれの環境の中で生きています。

変えられる環境もあれば、そう簡単には変えられない環境もあるでしょう。

でも、恵まれた環境の中にいればうまくいくのかというと、それは一概にはいかないようです。

ドラムを始めた頃、住宅事情から本物のドラムの使用については親に猛反対され、学習机をドラムに見立てて叩いていました。

人がその光景を見たらさぞかし滑稽に映ったでしょう。

でも私は真剣でした。

その一方で、近所にドラムを叩いている家があって、うらやましくてその家の前でしばらく立ち止まったりしたこともありました。

将来はスタジオ付きの家に住んでやる!
なんて思ったこともあります。
で、今はスタジオ付きの家には住んでいませんが、思いついたらすぐに行ける距離にレンタルスタジオがあるのでその点は問題ありません。

何より時間に制限があるので、練習に向かう前にテーマやポイントを決めてから臨む癖がついたし、真剣さや集中力も鍛えられています。

イメージトレーニングをする癖も身につきました。

もちろん家にドラムがあって好きなだけ叩ける環境は素晴らしいと思いますが

私なら逆に怠けたり、だらけたりしてしまいそうです。

環境が整っていて、さらに練習熱心であれば何も言うことはないですけどね。

逆境を味方に付けることも出来るということは身をもって体験済みです。

なので出来ないことを環境のせいにするのは止めるべきです。

環境を変えるか、その環境の中で工夫するのが成長への道です。

佐野康夫さんの動画紹介

ちょっと古いのですが、私が大好きな佐野康夫さんの動画を紹介します。

これはCD.DVDでリリースされており、あまりのかっこよさに両方購入して堪能していました。

こんなドラムソロができたらいいな、と思い、初めてドラムソロをコピーした曲です。

ジャンルの壁を超えた素晴らしい演奏です。

https://youtu.be/jZHwBVRs4w8

 

モニターについて

ライブハウスでライブするときは

ドラマーの横にモニターがあることが多いです。

そしてリハーサルでは必ずモニターのチェックをします。

何の音が欲しいかを尋ねられます。

慣れていないと戸惑うかも知れません。

普段スタジオで聴こえている音と同じくなれば最もやりやすいと思いますが

再現するのは難しいでしょう。

ステージの広さにもよりますが

ステージ上はスタジオと音の伝わり方が違う気がします。

生音のライブハウスなら問題ないのですが

ここは慣れていくしかないでしょう。

で、私の経験上気を付けなければならないのは

モニターからの音量を上げ過ぎない

ということです。

やりにくさを感じたとき

ついついモニターの音量を上げてしまうのですが

上げすぎるとしまいには自分の音が聴こえにくくなり

余計な力が入ったりします。

自分のドラムの音を返してもらうドラマーもいますが

ステージ上の音が大きくなり過ぎるので私は自分の音は返してもらいません。

私は生音で十分です。

でも、コーラスは大きく返してもらいます。

音程をとるというのは
微妙な調整を瞬間的にしていることだと思っているからです。

もちろんドラムも微妙な調整をしながら叩いていますが音量と音質の調整です。

ドラムだけなら、音や叩き方を決めたら

あとは周りの音をいかに聴くかに徹したほうが良いプレイができると思っています。

好きこそものの上手なれ

好きこそものの上手なれ

故事、ことわざは短く本質を言い得ていますよね。

本当にその通りだと思います。

好きな気持ちがなければ続きません。

私はドラムが好きでずっと続けてきたわけですが

なんとなくやってきたものは全然モノにならずに止めてきています。

一時的に好きだったものも、その気持ちが持続しなくて止めてきたものはたくさんあります。

好きだと、上達したいと思って努力すること事態が楽しいのですよね。

努力というものは自発的な気持ちがあれば自然としてしまうものなのかもしれません。

だって、自分がなりたい姿になれて

しかも認めてくれる人がいる

こんなハッピーなことはないですよね。

だから好きな事、やりたい事をやるべきです。

そのことで収入を得ているかどうかは
どちらでも良いと思います。

やるべきこと、やりたいことがバランス良く生活の中にあれば良いですよね。
好きなことなら時間的、金銭的な問題だって超えられると思います。

是非好きなことを続けてください。

私はそのつもりです。

目標達成状態を維持する

ドラムに取り組んでいる皆さんたちなら
日々の練習に励んでいることと思います。

私も同じです。

では、何のために練習するのでしょうか?

私は目標達成状態維持のために練習しています。

まず目標が明確でなければならないのは当然のことです。

そして、最初は何もできなくて当然です。

もし最初からできる状態だったという人がいたとしても、その人がこの先上達するかどうかは

その人がどれくらいそのことを好きなのか、どれくらい本気かによるでしょう。

好きでもない、本気にもなれないことに人は一生懸命になれません。

例えば、いつもと同じ音色、おなじ音量でスネアを叩くことにしても、

グリップ、フォーム、セッティング、体調、精神状態がある程度一定であって初めて実現できるでしょう。

で、人間なので体調、精神状態は機械のようにいつも一定というわけにはいきません。

だからこそ確定することができる要素として
グリップ、フォーム、セッティングは普遍にしておくことが必要です。

不確定要素を減らすための最低限の準備です。

だから同じことを繰り返し練習するのです。

ここの意識をおろそかにしていると、1日に何時間練習しても上達はありえません。

流して叩くだけなら時間の無駄なので、叩くのをやめて何か他のことをしたほうが人生の貴重な時間を無駄にしなくて済みます。

どうせやると決めたのなら、徹底的に繰り返し、目標地点まで到達することを目指す

そして達成したら終わりではなく、達成した状態を維持するために繰り返します。

でも、できなかったことができるようになることと比較すると、維持することのほうが楽です。

どんなプロミュージシャンの方も達成と維持のための努力を継続しているはずです。

偉大な先人たちも通ってきた道です。

もしもあなたが偉大な先人たちよりももっと偉大だと思っているのなら、今までの話はすべて忘れてください。

もしもまだ目標達成できていないと1%でも感じるのなら

テンポ60のひとつ打ちからやってみてください。

ここでやってみるかスルーするかで

あなたのドラム人生は大きく変わることでしょう。

昨日のスタジオリハ

昨日はあるプロジェクトのスタジオリハでした。

一緒に音を出す相手によって求められるものは当然違います。

楽曲の世界観をどれだけ表現することができるか

ということに直結することなので

理想的な音になるまで試行錯誤を繰り返します。

自分のアイデアが採用された時は

たとえそれが一瞬だけのフレーズであっても嬉しいものです。

アレンジは無限にあるでしょう。

その中から曲がより良くなるアレンジを選択する作業は最終的には引き算になります。

ブラッシュアップされていくたびに

曲が輝いていきます。
かなり良い感じになってきているので

お披露目できる日が待ち遠しいです。

自分を知る

drum-sticks-933186_640自分のこと、どれくらい知っていますか?

どれくらい客観的に見られていますか?

自分がどう見られたいかを普段から意識していますか?

ドラムに限ったことではありませんが

自分のことを客観視できる人は得るものが多いでしょう。

いつももう一人の自分が本当の自分のすぐそばにいて、自分のことを見ているとしたら

あなたの行動は今までと同じでしょうか?

もし同じだとしたらあなたはすでに自分自身のことを客観視できているのでしょう。

もし違うとしたら、自分自身を客観視できる方法を探したほうが良いかも知れません。

ドラムで言えば音を録音してみるとか

練習を動画で撮ってみるとか。

自分の理想の姿があるのなら

その理想と現状がどれくらい違うのかをシビアに分析してみることが必要です。

他人からの評価は自分の姿を映し出す鏡だと思いますが

評価される前に自己評価と自己分析で

こう見られたい自分像を作り上げることもできると思います。

人の振り見て我が振り直せ

といいますが

我が振りを見て我が振りを直す場合でも

自分を知るためには気付きが必要だということですね。

先人から学ぶ

以前にも書いたことがありますが

楽器の習得は真似から始まります。

http://ysdkicazsx.com/wp/2016/07/16/%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%83%e3%83%88%e3%81%a8%e3%82%a2%e3%82%a6%e3%83%88%e3%83%97%e3%83%83%e3%83%88/

真似ということは先人から学ぶことです。

そして、ある程度習得してきたら

自分なりの解釈で表現し始めます。

そこからどうするかというところなのですが

自分の経験が積み重なってきたときに

さらに前に進むために

自分の経験を元に物事を考えていると

いつか壁にぶつかる時がきます。

そういうピンチのときにどうすれば良いのか?

やはり初心に戻る、つまり真似に戻るという方法をお勧めします。

先人から学ぶのです。

今自分が悩んでいる事は

先人たちも過去に悩んでいた可能性が高いです。

そして先人たちはそれを乗り越えて来ているはずです。

ここで言う先人とは昔の人ということだけではなく

少しだけ先を行っている人でもいいと思います。

そして何かを学ぶときにプライドは邪魔です。

自分が悩んでいるところをクリアーしていそうな人がいたら

自分より先を行っている人ではなかったとしても
その部分だけはその人から学べるということです。

人には個性があるので
発達過程の人でも

ここは優れている

というポイントがあるかもしれません。

分かったつもりにならずにいれば

先人やお手本はたくさんあるので

それを見逃さないことですよね。

選ばれるドラマーになるために

ドラムの役割はたくさんありますが、今考えていること。

ドラムが他のメンバーを引っ張っている状態とはどんな状態でしょうか?

文字通りに解釈すると

他のメンバーがドラマーに信頼を寄せてリズムの要を任せている状態でしょうか。

今私が感じているのは

ドラムの存在感はそのままであっても

 
他のメンバーがドラマー存在に配慮しなくてもいい状態が理想なのではないかということです。

他のメンバーがニュートラルな気持ちで演奏に集中することができる状態ですね。

そして、この状態になるために個人練習やバンド練習をするのだと思います。

普段からどうすれば他のメンバーが演奏しやすいかを考えることができるドラマーは

考えたことがないドラマーにかなりの差を付けられるでしょう。

せっかくなら選ばれるドラマーになりましょう。

いいドラマーだと思ってもらったのに

実際に音を合わせたら思っていたのと違った

なんて言われないように。

メンバーから

合わせやすいドラムだね

曲をわかってくれているね

と言われたいですよね。

相手のことを思いやる気持ち

これは何においても大事なのですね。

効率的な練習

練習時間が多ければ上達するというわけではないことは

ドラム以外でも様々な人生経験の中から学んでいることだと思います。

ということで効率良く練習することが
早く上達する上で必要なことだということはお分かりでしょうが

一体どうすれば効率良く練習することができるのでしょうか?

練習する目的が上達であることは明らかだと思いますが

どの部分を上達させたいか

というところをどれだけ細分化していますか?

 

[出音の粒を揃えたい]

という目標があるとしたら

曲を通し練習するだけでは足りないでしょう。

個人練習を録音してシビアに聴いてみて

アラ探しするようなつもりで出音の粒をチェックするべきときもあるでしょう。

 

[速いビートを正確に叩きたい]

という目標があるとしたら

慣れるまで何度も繰り返して腕の動きや足の動きを身体に染み込ませる必要があるでしょう。

このように、自分で自分の弱点に気が付いたのであればラッキーです。

やるべき練習も自分で気付くでしょう。

なので

弱点を細分化することができて、そこをクリアすることを目指すこと

これを積み重ねることが

結局のところ効率の良い練習である

ということになります。

 
効率的ではないじゃないか?

という声が聞こえてきそうですが

細部の完成なしに全体の完成はあり得ません。

ひとつずつクリアーしていく事は必要なのです。

長い目で見るとこれが地道ではありますが効率の良い練習だと分かる日が来ます。

まずは自分の弱点を見つけるところから始めてみてください。

そして少しずつできるようになってきているということを実感してみてください。

いつの間にかクリアーできている

という状態になっている事でしょう。