人はそれぞれの環境の中で生きています。
変えられる環境もあれば、そう簡単には変えられない環境もあるでしょう。
でも、恵まれた環境の中にいればうまくいくのかというと、それは一概にはいかないようです。
ドラムを始めた頃、住宅事情から本物のドラムの使用については親に猛反対され、学習机をドラムに見立てて叩いていました。
人がその光景を見たらさぞかし滑稽に映ったでしょう。
でも私は真剣でした。
その一方で、近所にドラムを叩いている家があって、うらやましくてその家の前でしばらく立ち止まったりしたこともありました。
将来はスタジオ付きの家に住んでやる!
なんて思ったこともあります。
で、今はスタジオ付きの家には住んでいませんが、思いついたらすぐに行ける距離にレンタルスタジオがあるのでその点は問題ありません。
何より時間に制限があるので、練習に向かう前にテーマやポイントを決めてから臨む癖がついたし、真剣さや集中力も鍛えられています。
イメージトレーニングをする癖も身につきました。
もちろん家にドラムがあって好きなだけ叩ける環境は素晴らしいと思いますが
私なら逆に怠けたり、だらけたりしてしまいそうです。
環境が整っていて、さらに練習熱心であれば何も言うことはないですけどね。
逆境を味方に付けることも出来るということは身をもって体験済みです。
なので出来ないことを環境のせいにするのは止めるべきです。
環境を変えるか、その環境の中で工夫するのが成長への道です。