歌とドラムが近い関係にあるというのはよく耳にする話です。
ドラムにはメロディーがない分、リズムの役割が大きいです。
そして、ボーカリストはドラムをよく聴いています。
ドラマーもボーカルをよく聴いています。
ドラマーの役割として抑揚をつけるという役割がありますが、私はボーカリストの歌い方をよく聴いて抑揚をつけます。
歌詞を聴き過ぎると意味を考えてしまいますが、これは演奏中にはあまり必要のないことかも知れないです。
演奏中は考えるのではなく、感じるのが良いですよね。
で、マイクを通しているとは言え、例えばウィスパーボイスだと普通にドラムを叩くと全然ボーカルが引き立たなくなります。
スネアの音質と音量には細心の注意が必要です。
シンバルの高音も瞬間的にいろんなものをかき消すノイズになってしまわないように、シンバルの中音域の音色を楽しむような感覚で叩くとちょうどいいかも知れないです。
それでもボーカルが引き立たない場合はホットロッズやブラシを使用します。
そして何よりも配慮することと、客観的視点から音を俯瞰することが大事です。
これはどんな演奏にも当てはまります。
結局のところ、ボーカルがいるバンドでボーカルが引き立たないようなバンドはバランスに問題があるように思います。
バンドではバランスが大切です。
ドラムがそのバンドの全体の音量を決めるというのもよく言われることですが
私はボーカルがバンドの音量を決めるべきだと思ってドラムを演奏しています。
Vocalistの立場からすると、素晴らしい考えをお持ちですね。こんなバランス感覚のDrummerと一緒に演奏できたら、バンドの音が向上すること間違いないです。
Robertさん
コメントありがとうございます。
僕は歌が大好きで、特に繊細な表情を表現できる女性ボーカリストが大好きです。
僕がいまドラマーをしているhidekaさんはまさにそのタイプなので、僕はhidekaさんに合ったドラムを叩くために奏法を変えました。ボーカルを生かすにはそのくらいの覚悟が必要だと思います。