自分を信じる

「その人そのもの」は音楽に出ます。

楽器でも、歌でもそうです。

オリジナルだと特に出ますね。

技術的に聴かせ方を狙って作り上げることももちろん可能ですが、
その人の個性が現れていたほうが面白いですよね。

人間的な部分が垣間見えたりする音楽は魅力的です。

技術的に優れていて、安心して聴ける音楽も良いですが、
感情が伝わるような音楽が私は好きです。

それは歌詞だけではなく、演奏にも必ず表れます。

私は自分が音楽を聴いた時に感じるものを、演奏に表現していきたいです。

私が私である、このような自分であるからこそ感じるものがあり、
私なりの表現というのもありえるのです。

人の真似をするから辛くなるのです。

今は誰かみたいなドラムを叩く必要を感じません。

自分を信じてみようと思います。

ライブ鑑賞、そして思うこと

少し前になりますが、友人のライブを観て来ました。

capslesというバンドです。

オトコのロックという感じのシブいバンドです。

ベースの内田君は先日のhidekaさんのライブにも来てくれていました。

いろいろと学ぶべき点が多かったですね。

ライブ告知の動画のクオリティもすごかったし、ライブもショーとして楽しませてくれる要素が満載で、
普通にライブだけでも楽しめたと思いますが、より一層楽しめました。

ライブハウス規模のライブで
ダンスとのコラボはなかなかないと思いました。

企画力、楽しんでもらいたいと思う気持ち。

これは本当に大事です。

そして、ライブ直後に感謝の気持ちをアップするところは、素晴らしいと感じました。

良いところは是非真似したいですね。

事態が好転するきっかけ

今私はとても充実した日々を過ごせています。

一年前を振り返ってみると、事態が好転し始めた頃だったと思えます。

一年と少し前に身体的・精神的不調を断ち切ろうと思い立ち、
自分を変えるための行動をし始めました。

このままではいけないと考えてはいたのですが、
考えているだけでは何も変わらないし、
何も生まれないのがこの世の中です。

そして、外に出る機会を大切にしたり、
人とのコミュニケーションを意識的に取るようになると、不思議と色々なことが上手くいくようになっていたのです。

そして、一人で考え過ぎるよりも人の意見を上手く取り入れていくことで事態はますます好転していきました。

人の意見を鵜呑みにするのではなく、自分で噛み砕いて、自分に必要なものを栄養にするイメージです。

これができるようになると、人の話を聞くことが楽しくなります。

必要でないものについては必要でないと思えることも大切なのです。

こうして感覚が研ぎ澄まされていく過程が楽しくて、いまではその過程そのものを楽しめるようになりました。

また、一度経験するとさらに良いことを呼ぶ連鎖を生むということも実感しつつあります。

これからも感覚を研ぎ澄ましていきたいです。

ステージに必要な要素

音楽のライブステージに必要な要素を

考えてみました。

ステージ環境は大切な要素です。

ライブハウスだと、窓がなく、薄暗く照明を落として設定してあります。

その中でステージに照明を当てるからステージが映えるのですね。

ライブハウスの規模によって照明の規模は違いますが、このような環境が多いです。

ステージを際立たせ、非日常を演出するための環境設定です。

これがもし蛍光灯で全面的に明るい状態だったとしたら、雰囲気は全く異なりますね。

ライブバーや、ライブカフェだと、店内全体の照明を落としたり、間接照明を使うところが多いですね。

屋外のステージでは昼間は照明なしの状態でもステージとして成り立ちますが、
照明の意味は明るさ暗さのコントロールだけでなく、楽曲の特徴に合わせて雰囲気ある空間を作り出すという意味があります。

なので、屋外ステージでは照らすというよりは飾る、華を添えるという要素が強調されてきます。

アーティストが精一杯のパフォーマンスを発揮するために
照明は重要な要素ですね。

ライブハウスでのリハ 音決め

ライブハウスでのリハーサル時、バスドラから音決めすることが多いです。

バスドラを踏みます。

強さはいつもの強さで踏むのがベストです。

その人の踏み方や、ビーターの違いによる音の違いを確認し、PA卓でレベルがピークを超えないように整えます。

フレーズは私は単音で踏むことが多いです。
たまにダブルを入れても良いでしょう。

タム類は最初は一つずつ叩き、全部叩いたら
エンジニアさんの指示に従って交互に、または順番に叩きます。

これもなるべく普段どおりの力で叩くのがベストです。

真ん中を叩き、タム全体が鳴るように叩きます。

残響の確認の意味もあるので、ゆっくり目に複数回叩きます。

スネアはオープンリムショットのパターンと、リムショットしないパターンを叩いてみると良いでしょう。

一発ずつ叩く、あるいは連続で叩いても良いでしょう。

シンバル類ですが、ハイハットは普段どおり刻む中で、たまにオープンを入れるのが良いでしょう。

トップやサイドのシンバル類はクラッシュします。

ライドは刻みます。
ドラムの場所が少し移動しただけでも
音の響きが変わります。

エンジニアの方はそういう微調整もしてくれているのです。

適度?適当?

最近特に、程よい感じがとても大事な感覚のような気がしています。

頑張り過ぎないリラックスした感じですね。

いつも手を抜くことができずについつい頑張り過ぎてしまうのですが、
頑張ったら必ず結果はついてくるものなのでしょうか?

過去を振り返ってみると、面白い経験をしていることに気が付きました。

私は16歳でドラムを始めてから、ずっと真剣に取り組んできました。

たまに大きな会場でライブできる機会はありましたが、不思議なことにドラム以外でそれ以上に大きな会場でライブしていたり、面白いアーティストとコラボさせてもらったりしていたのです。

20代の時にコンガが叩きたくなって、一時期だけ狂ったように叩きまくっていたことがあります。

まあ遊んでいただけなんですが。

そのときはコンガで大きな野外ジャズフェスティバルのステージに立てました。

また、バイオリンを始めてからすぐに多数の方に評価していただき、誘っていただきました。

ドラムだけやっていたら会えないような方にも会えましたし、コラボさせてもらいました。

コンガもバイオリンも、ドラムほどの練習時間はかけていません。

不思議だなと思っていましたが、以外と適当、適度にやっていることに面白みとか魅力が出てくる場合もあるのでしょうね。

根が真面目なのであまりそこに焦点を当ててラクしたくない

なんて考えがあったのですが、

ラクしたからといって表現された結果に悪影響ばかり与えるのか

というとそれは違う気が最近しています。

不思議なものですよね。

遊び心が大切だというのはこの事なのでしょうかね?

やっと何かをつかみかけているような気がしています。

ライブに行って来ました

昨日は下北沢club Queで友人たちのライブを観て来ました。

札幌時代の仲間です。

最近頻繁に東京に来てライブをしてくれるので嬉しいです。

46°halloというバンドで、ギターの新保さんとは私が札幌で一番長く活動したcatch the monohromeというバンドで一緒にやっていました。

4ヶ月ぶりの再会でしたが、懐かしいというより、そんなに久しぶりに感じない不思議な関係です。

ボーカルの石塚君も札幌時代に何度か一緒にやったことがあります。

ブランクはあったようですが、前回もそれを感じさせない良いライブを観せてくれて、
今回もさすがのライブでした。

石塚君は歌う時に熱い気持ちをそのままにぶつけます。

表情も豊かで、笑っているように見えたり、泣いているように見えたりします。

私は以前から彼のそんなところが好きでした。

彼の歌は、歌のチカラを感じさせてくれます。

出演者は皆、生き生きしていて
好きな事を思いっきりやっている人達の中にいると
観ているほうまで生き生きしてくる気がしてきます。

だから人のライブを観るのも、自分がライブをするのも大好きなのです。

ライブ前のリハーサル

ライブハウスでのライブでは
PA卓を通して音を出すため、
リハーサルで外音と中音の確認をします。

大抵はまずバスドラ、タム、フロアタム、スネア、シンバル類、ドラム全体という感じで
エンジニアさんとやりとりしながら外音音を決めます。

ドラム全体で叩いてください
と言われた時に、大抵いつも同じようなフレーズを叩きます。

その方が自分のコンディションもわかるので、ペース配分の参考にできますし、
自分のドラムのクセをエンジニアさんに短時間でわかってもらうこともできやすいからです。

この時に注意すべきは、なるべく本番と同じ力で叩くことです。

ここでゆるめに叩いてしまうと、本番になってから音が大きくなった時に、
エンジニアさんが全体のバランスを取り直さなければならなくなります。

これは避けたいですね。

各個別の音出しでの注意事項は
またの機会に書きたいと思います。

手汗

手に汗握る、という言葉があります。

私はあまり手に汗をかくほうではないので
今まであまり気にしたことはありませんでした。

ところが、この前のライブの最中に手に汗をかいてスティックが滑りやすくなっていることに気付きました。

今までどんなに気温が高くても、空調が効いていなくも、今までに手汗は感じたことがなかったので少し驚きました。

しかも照明か当たった時に暑さは感じましたが、ものすごく暑いわけではありませんでした。

で、曲の合間にズボンで手を拭いたり、スティックを拭いたりしてみました。

緊張し過ぎたのでしょうか?

体質が変わったのでしょうか?

ネットで検索してみましたが、良いことがひとつも書かれていません。

なのでとりあえず考えないことにしてみようと思いました。

でも、次回のライブではタオルとか何かは必要なのかな?

と感じています。

30分の重み

この前のライブの持ち時間は演奏が30分でした。

30分、これは長いでしょうか、それとも短いでしょうか?

時間は

その時間に何をするか

誰と過ごすか

どういう立場で過ごすか

どこで過ごすか

によって流れ方が全然違います。

特別な時間を過ごした後なので、より鮮明にそう思います。
ライブのステージ上での演奏時間30分

これは終わってみれば一瞬のことに感じます。

でも、演奏中は違います。

一瞬一瞬、自分が出す音、一緒に演奏している人の音、それに私の場合は同期音源の音を集中して聴きながら演奏します。

そしてステージ上という特殊な環境では
人間の五感が研ぎ澄まされる気がします。

この感覚は日常生活ではそうそうないでしょう。

そして、

今は少しズレた!

とか

あれ、力み過ぎてる!

とかいろんなことを瞬間的に気付き、考えて、気持ちが揺れたり、折れそうになったり、それを立て直したりします。

時間の進み方が明らかに普段と違っています。

たかが30分、されど30分です。

30分の重みを噛み締めたライブでした。