積み重ねる

毎日何かと立て込んでいて、練習時間をまとめて取れることはあまりないです。

皆さんもおそらくそうだと思います。

私の場合、まとめて練習するよりも

毎日少しだけでも練習するのを継続させたほうが良い気がしています。

まとめてやろうとすると

感覚を取り戻すまでに時間がかかってしまうため

非効率になります。

理想は1日のなかにやりたい事と

やらなければならない事と

リラックスする時間が

少しづつ入っている状態が良いですね。

でも人間なので疲れることもあります。

音楽を聴く時間さえ取れないこともありますが、

そんなときでもスティックに触れる事だけはしています。

意識や無意識のなかに刷り込む感じですね。

たとえ不器用でも、ひとつのことを積み重ねていけば

結果は現れます。

野外ライブについて

 

開放感のある野外ライブ、大好きです。

札幌に住んでいたときは毎年ライジングサンロックフェスティバルを観に行っていました。

あんな感じの場所にいたら楽しくてビールが止まりません。

ぜひあんなライブに出てみたいですね。
とは言っても、野外ライブはライブハウスでのライブとは違い、戸惑うこともありました。

1.暑過ぎ、寒過ぎ

真夏の炎天下で演奏したことがあります。
演奏者も辛いですがお客さんも辛いですよね。

2.虫が寄ってくる

これを言っている人に会ったことがないのですが、
私はハエみたいなのがブンブン飛んでいて気になりましたね。

蚊にも刺されます。

3.雨だとかなり辛い

雨の中観ていただくのが申し訳なくなります。

あと、とあるジャズフェスで大雨になり、コンガのヘッドが濡れてしまったことがあります。

本物の皮が張ってある楽器にとっては致命的な出来事でした。

某有名アーティストのバックでパーカッションを担当していた人のコンガも同じ状態だったようで、スタッフがドライヤーを買いに行ってましたね。
いろいろありますが、

ライブ会場でのライブ以外も

通りがかりの人達に観てもらえるので

楽しいです。

叩き語りとコーラス

世間では弾き語りと言えばギターとか鍵盤とかを弾きながら歌を歌う

というのが定番だと思いますが、

叩き語り

はどれだけ認知されているのでしょうね?

私は叩き語りが大好きです。

だけどドラムと歌を両方というのは

結構大変です。

なので弾き語りできる人は尊敬します。

ドラムを叩く動作は四肢を動かします。

そうすると声が揺れてしまいがちです。

なのでなるべく身体を揺らさないように気をつけて叩くことが必要になります。

私はドラムボーカルでやっていたこともありましたが

そのときはドラムのフレーズも歌うことを前提に考えて叩いていました。

今でもコーラスをするときには歌うことを前提に考えて叩きます。

で、実はメインボーカルをやるよりコーラスをやる方が好きです。

楽曲を装飾するのが大好きです。

ハモるのが大好きです。

好きな音楽を聴いているときも

誰にも頼まれてないのに

コーラスパートを勝手に作ってご満悦です。
ドラムを叩きながらコーラスをするときは

マイクやシールドに当てないように気を付けます。

私の場合は自分の左側からマイクスタンドのブームを使用して顔に近付けます。

左を向けば口の付近にマイクがある感じにセッティングします。

で、実際にコーラスをするときだけ少し自分の顔をマイクに近付けます。

マイクはなるべくドラムの音を拾わないように方向を調整します。

一番気を付けるのは、マイクを叩かないことです。

ボコッというすごい音がします。

ということが分かるのは実は叩いてしまったことがあるからなのです。

ライブハウスの禁止事項が書かれた注意書きに

マイクを叩いたり落としたりした場合は…円を請求します

とバッチリ明記されていることがありますのでご注意を。

リタルダンドについて


だんだん遅くなる、これをリタルダンドと言います。

リタルダンドは、曲の終わりに使われることが多いです。

指揮者がいないのになぜリタルダンドできるのでしょうか?

それは事前に打ち合わせている、または譜面に書かれているからです。

でも、どこからどのくらいの割合でテンポを落とすかは感覚的な要素が大きいです。

ではどのように息を合わせるのが良いのでしょうか?

初めて合わせる時など、フロントであるボーカルやギターや鍵盤の人たちがドラムのほうを振り返って

目を合わせてリタルダンドをリードしてくれることがあります。

これ、いつも後ろにいることが多いドラマーにとっては嬉しい瞬間だったりします。

 
おっ、みんなこっちを見てるよ!

ウンウン、ここでリタルダンドね、
わかるわかる!

 
でも、人によっては全くそういった非言語コミュニケーションをとってくれない場合もあります。

 
あれ?なんか遅くなっている気が…

…乗り遅れた

譜面見てるならともかく、宙を見つめてるだけならちょっとアクションしてくれたらいいのに…

 
クールなんでしょうかね?

恥ずかしがり屋さんなんですかね?

ちょっと寂しい気がします。

ドラマーは割と全体を見ていることが多いので

フロントマン同士でちょっとした合図みたいなやりとりをしているのが見えるだけでも

なんとなく嬉しいものなんですがね。

ここはいろいろと意見が分かれるところだと思います。
パフォーマンスとして見せるとか、あえて顔を見合わせない演出にするとか

そういうパターンもありそうです。

リタルダンドに限らず、キメを合わせる時にも息を合わせる必要がありますね。

こういう非言語コミュニケーションの取り方が

バンド内で一致していると

息の長い活動が出来そうですよね。

部屋鳴りについて

同じ楽器でも鳴らす部屋によって聴こえ方が異なります。

その部屋の中のどこにドラムをセットするかによっても音が変わりますし、

壁からどれくらい離れているかによっても音が変わります。

なので、チューニングをバッチリしていても

環境が変わるとチューニング微調整する必要があることもしばしばです。

部屋の壁の状態によっても音は変わります。

適切な吸音の壁であれば耳に丁度良い音に調整しやすいです。

通常の壁であれば反響があるため

少し出音を抑えなければ音が廻ってしまいます。

コンクリートの壁だと反響がありすぎて高音が耳に痛くて低音が締まらない感じになります。

ただし、音楽演奏用に作られた部屋は意図的に硬い材質と軟い材質を組み合わせた壁にしていることもあるようですが

いずれにしても演奏する側が工夫することと

その環境を受け入れてしまって

逆にその環境の強みを活かした演奏にしてしまえたら良いですよね。

与えられた様々な環境の中で

どのように自分の音楽を再現できるのか

これは普段から考えておいたほうが良いと思います。

バスドラムの鳴らし方

バスドラムは右利きの場合、

右足でペダルを踏むことによって鳴らします。

基本的には踏めば良いだけなのですが

いくつかの奏法があります。

私は2種類使います。

ひとつ目はつま先に力を入れてかかとを浮かせたままでペダルを踏みこむ方法です。

バスドラム自体をミュートしておくことが多いです。

これはロック系で主に使います。

ドスッという音がします。
もうひとつは踏み込まないで

ビーターが打面に当たったら力を抜く

方法です。

バスドラム自体にミュートしないとより効果があります。

ドーンという音がします。

これは主にジャズ系で使います。

ジャズ系ではミュートしない状態で踏み込んだり
打面にビーターが当たった瞬間に離したり

使い分けします。

口径によっても音が違います。

ロック系だと22インチ、ジャズ系だと20インチか18インチが多いです。

口径による奏法の違いはもちろんあると思いますが、

私は曲のイメージに合わせて奏法を変えるのが良いと思っています。

ちなみに私の場合は、22インチが最も慣れていて扱いやすいです。

20インチが音的には締まっていて一番好きですが、少し強めに踏むと詰まった音になります。

24インチだとタムが上がりすぎて叩きにくい

26インチだとバスドラを鳴らしきっている感覚がありません。

でも、ライブハウスにそれしかなければ

それを使うしかないのです。

で、自分が思っているほど周囲は音色を気にしていないことが多いです。

予想外のことが起こったときは鈍感になる力を発揮して乗り切りましょう。

ペダルについて

バスドラムはペダルを踏むことによってビーターを打面にヒットさせて音を出します。

ペダルがなければ演奏できない楽器です。

ペダルは構造がとても複雑で、

しかも微調整が可能な分、カスタマイズできるものです。

それだけに、人のペダルを使わせてもらうときに著しく違和感を感じることもあります。

スタジオに置いてあるものは踏み込みの強さだけを調整して使うことができるように

特殊なものは置いていないことが多いです。

種類はシングルペダル、ツインペダルがあります。

私はシングルペダルしか使いません。

で、音を出す部分はビーターになるわけですが、

これも材質や形、様々な製品があります。

最初はスタンダードなものが良いと思いますが

自分の好きなドラマーが使っているものを真似するのも良いでしょう。

ペダルやビーターによって感触も音も変わります。

慣れないペダルを使ってヒットポイントが遅れたりしないように

できれば使い慣れた自分のペダルを持ち込みたいですね。
ちなみに私は以前ウッドビーターを使い

バスドラムのヘッドを破ってしまったことも一度や二度ではありませんでした。

しかし、右膝の故障、手術のあとはフエルト製の柔らかい感触で無理なく鳴らすほうが音も良いと思うように変わりました。

怪我の功名ですかね。

今を大切にする


あなたは今の自分の現状に満足していますか?

それともまだまだであると感じていますか?

私は夢だと思っていたことがかなり現実味を帯びてきていて

まだまだではあるけれど方向性は間違っていないと確信している段階です。

そしてそれは偶然ではないと思っています。

想い続けること、行動することが作り上げた集大成

それが今です。

そして今をより良くするためにまた想い、行動するのです。

そうすれば運が味方についてくれるようになります。

過去に自分がしてきたことに後悔はない

そう言い切れる人を尊敬します。

私もそこを目指していきます。

 
過去の経験は良い事も悪い事も、より良い将来のための伏線です。

今つらい状態にある人にはそう伝えてあげたいです。

 
自分の殻を破っていきたいです。

成長を実感できると自分に感動して
自分の事が好きになります。

この気持ち、この状態をドラムという楽器を通して表現したいです。

今の自分にできることです。

歌うドラム

歌うことは基本です。

そして楽器演奏も基本は歌うことです。

とは言っても、声を出して歌うのも良いですが

フレーズを奏でることが歌うことだと私は思います。

 
私はドラムを始めたころ、叩きたいフレーズを繰り返し声に出していました。

そして声に出しながら叩いていました。

今でも行き詰まったらこの練習方法をやっています。

この練習の良いところは

気持ちが込められる

というところです。

昔のジャズの音源を聴くと

ピアニスト、ベーシスト、ドラマー、ときには声を出せないはずの管楽器の人でも

フレーズを歌っていたり
うなっていたり

するプレイヤーが多いのに気付きます。

この人たちは全身で演奏に没頭、集中するあまりに

思わず歌ってしまっているのです。

でもその結果楽器を通して表現された音も歌っているのですね。

実際に声に出して歌うことをお勧めするわけではありませんが

楽器を通して表現された音であっても

歌っている

と比喩されるような音を出したいですね。

私が表現したいもの

音楽をやるうえで、自分がなにを表現したいのかということを突き詰めて考える方もいらっしゃると思いますが

今の私は自分が演奏に加わることによって

楽曲をどう活かすことができるのかを客観的にとらえ

作品を理解し、作品の世界を自分なりの表現で演奏する

ということを突き詰めたいと思っています。

楽曲を作成した方の想いを、どのように表現するのがベストか

と考えることにやりがいを感じています。

いくつかの楽器と一緒に演奏するとして

そこにドラムが入っていない状態がまず存在すると考えます。

その状態というのはキャンバスに素材が描かれている状態であり、未完成です。

そこにドラムという楽器を使って点や線や色を置いていくのです。

どんなものを描くかによって

作品全体のイメージが大きく変わります。

もしかするとなにも描かないほうが良いこともあるかも知れません。

点や線でなくシミを描いたほうが良いと思ったら描けば良いと思います。

そしてそのシミに対して責任と自信を持てば良いのだと思います。

そうやって楽曲を構成したり、装飾したりする

私のドラム演奏のイメージはこんな感じです。