普段ライブをしないような場所でライブをする時、お客さん側に聞こえる音が想像できないことがあります。
バランスについてはエンジニアの方にお任せするのが良いのですが、演奏する側としては自分がどんな音を出せばどう聴こえるのかを想像します。
そのときに自分の音を客観的に聴きたくなります。
ボーカリスト、ギタリスト、ベーシスト等はシールドが伸びる限り客席側に歩いて行けます。
ところがドラマーやキーボーディストは自分達の定位置から離れると演奏することができなくなってしまいます。
こんなときは、私ならこうします。
1.誰か他の人にドラムを叩いてもらう
でももちろん自分の音ではありません。あくまでも参考程度です。
バランスを聴くのには有効です。
2.メンバーに音を聴いてもらう
歩いて客席側に行けるメンバーに音を聴いてもらいます。
普段の音を知っているメンバーなので信頼できると思います。
3.エンジニアを信じる
結局はここですよね。
エンジニアはプロです。
プロであるうえに、さらに自分達の音楽を理解してくれていたら最高ですが、まずはエンジニアを信じることだと思います。
自分達の意向はしっかり伝えるべきです。
音の感じを伝えるのが難しければ、説明しやすくするために自分達が好きなアーティストを参考にして伝えるのは有効です。
同じライブハウスに何度か出演しているうちに、自分達の音をわかってもらえて、お互いにやりやすくなるでしょう。
また、エンジニアさんにとっても初めての場所である場合はお互いに探り合いです。
リハの時間は限られていますが、できるだけ具体的に意向を伝えられるように言葉を選びましょう。