今年を振り返る

今年はなんと言っても、hidekaさんと出会えて、一緒にライブをすることができたことが一番の出来事です。

全曲ドラムを叩けるくらいにずっと聴いてきたアーティストと一緒に音を出すことができる

こんな幸せな事が他にあるわけがありません!

本当にあり得ないことが起きてしまいました。
私は札幌から東京に出てきてから6年経ちますが、こっちに出てきて本当に良かったと思っています。

ずっと札幌にいたらそれこそあり得ないことでした。

今考えると人生の転機だったのですね。

そして、東京に出てきてからずっと続けてきたジャズバンドを辞めました。

ジャズを経験したことは、確実にドラムプレイに生きています。

ジャズ的なテイストが入った楽曲でも臆することがなく演奏できるようになりました。

でも一区切りです。

これまでの経験は、私がhidekaさんのドラマーとして演奏できるように準備していたのだと、今は思えます。

hidekaさんをはじめ、支えてくれたたくさんの方々に感謝の一年でした。

来年もよろしくお願いします。

音楽と環境

ふと思い出したことがあります。

今月のはじめに実家の北海道に帰省したのですが、その時は寒波の真っ只中で、しかも雪がワサワサと降っているという天気でした。

北海道に住んでいるときは当たり前の光景であり、マイナス10℃という気温もまあ仕方がないか
くらいだったのですが、しばらく離れてみると

よくここにこんなに多くの人が住んでいるものだ

と感心せざるを得ませんでした。

で、駅前でギターを持って弾き語りをする方はよくみかけますが、
こちらが雪が踏み固められて除雪されていないところを慎重に歩いていたところ
なんとこんな環境の中でギターの弾き語りをしている方がいるではないですか!

しかも屋根もない場所で!

そして震えながら聴いているお客さんが2人!

北海道の人は辛抱強いとか、どんな悪天候の中でも普段通りの生活をしたがる傾向があるというのは
人から言われて実感がありました。

でも、北海道を離れてみた立場からみると、まさにそのことを実感したのです。

思い起こせば真冬でも商店街に行けば路上で弾き語りしている方はいました。

演るほうも大変でしょうが、聴くほうも相当大変だと思います。

残念ながら私はあまりの寒さに立ち止まることはできませんでしたが、心の中で応援してその場を通り過ぎました。

こんな環境の中で演奏された曲は
相当な個性を持った曲に育つのだろうな

そんなことをその時思ったことを思い出したので書いてみました。

年末と言えば思い出すこと

20代の頃は年末と言えばライブでした。

31日はカウントダウンライブが恒例で、寄せ集めメンバーで昼間にリハーサルをして、夕方から食べて飲んで、散々酔っ払って夜中からライブというパターンでした。

リハーサルは真面目にやるのですが、その後全員酔っ払うので好き勝手放題です。

お客さんも皆酔っ払いなので、なんともゆるい空間でした。

で、いつも困っていたのが
「俺も昔はバンドをやっていて、それはすごいバンドだったんだ」
と語り始める人でした。

適当に相槌を打っていたりすると説教が始まります。

20代の私はその時誓いました。

もしもドラムを止めたとしたら、初対面の若い世代の現役バンドマンに対して過去の栄光を語るのは止めよう、と。

ましてや説教するなんて絶対にしてはいけない、と。
私は幸いその誓いを守っています。

そしてこれからも守っていきたいと思っています。

エレドラでのリハーサル

私の所有しているエレドラはRolandのv-drumが出始めた頃のものです。

もともと自宅での練習用に購入しました。

それ以前のエレドラと言えば、パット部分がプラスティック製だったり、ゴム製だったりしたのですが、
v-drumはメッシュヘッドを採用しているため叩いた感触が格段にソフトなので購入しました。

しばらくは多用していましたが、エレドラと言えどもペダル部分やハイハットコントローラーの部分からはかなりの振動が発生します。

床の状態によっては使用できないことがあり、最近は全く使用していませんでした。

そんな感じで最近は使用していなかったのですが、この度ようやく使用再開し始めることができました。

スタジオで生ドラムを叩いたり、他の音と合わせる感覚とは違いますが、音はクリアーに聴こえてくるので
練習には最適です。

こんな形でまた陽の目を見る事が出来て良かったと思います。

hidekaさんのHPで写真を載せてくれています。

http://www.hidekamusic.com/archives/diary/

音に煽られる

音に煽られること、ありますよね。

電子楽器は手軽にエフェクトをかけられるため、大きなイメージチェンジをすることが割と簡単に出来ます。

そして、もちろんノーマルの良さとか、楽器そのものの音の良さは活かすべきですが、
ここぞという時に効果的にエフェクターを使うと大きな高揚感を与えることが出来ます。

弾いている本人、一緒に演奏している人達、リスナーに対して違った印象を与えることが出来ます。

一緒に演奏している立場からすると、フレーズの微妙な変化などとは違って
ダイレクトに煽られます。

そして気分の高揚感は必ず音に現れます。

結果、演奏全体に多大な影響を与えます。
私はスネアにディレイをかけることがありますが、実はドラムに関してはそんなに多くのエフェクターは必要ないと思っています。

電子楽器と比較すると、
演奏者の力加減ひとつで全く違う印象を与えられる楽器がドラムだと思っています。

エフェクターなしでも音で煽ることができる

私はそんな気持ちでドラムを叩いています。

ドラムを叩く時の衣服

今はほぼ気にしていませんが、以前私はドラムを叩く時の衣服に神経質になっていました。

きっかけは数々の失敗でした。

スティックを短く持った時に長袖を来て叩いていて、袖に引っかかってタイミングがズレてしまったことがありました。

それ依頼袖をまくるか、半袖で叩くかのどちらかにしていました。

今はアクションが小振りになったせいなのか、気にならなくなりました。

でもジャケットとかを着て叩くよりは、半袖のほうが気楽です。

ズボンも、ビーターに裾を巻き込まないように裾の広がったズボンははきません。

これは今でも気にしています。
基本的に軽装のほうが叩きやすいですが、そうも言っていられません。

まあ、大抵は叩きはじめてみてすぐに違和感はなくなります。

一度だけ、着ぐるみを着て叩いたことがありました。

しかもぶつけ本番でした。

手のグリップがほぼ感覚掴めないままでステージを終えました。
何とかなるものですね。

一人合唱

かつて私は4トラックのカセットテープ式MTRで録音するのが楽しくて
夢中でやっていた時期がありました。

そして、ギターで曲を作って、あとでその和音を分解して全て自分の声でコーラスをつけて遊んだりしていました。

一人合唱状態ですね。

これはかなり楽しくて、結構遊びました。

のちにラックタイプのエコー、ディレイを譲り受けたのですが、相当深くかけて一人で悦に入っていました。

でも、どうしても自分の声が好きになれなかったのです。

私は女性の声が欲しくて、どうしたら女性の声が出るか考えてみたり、
実際に高音を出したりしてみました。

でも、高い声が出ても男声には変わりないし、裏声だと全く別物です。

ピッチシフターを借りて歌ってみたこともありましたが、
結果はただ笑える遊び程度のものでした。

自然に逆らってもダメなんですよね。

そんなこんなで多重録音はやらなくなってしまったのですが、
バンドでレコーディングするときなどは一人で3パートのコーラスをやるなどして重宝がられていました。

 

 

最近のPCでの録音は私が遊んでいた頃の何倍も音が良いです

なんというか、以前は密度が濃くて狭い世界だったと思いますが
今の録音は奥行きが広くて立体的な感じがします。

かつてハマっていた遊びですが、また興味が出て来てしまいました。

まったく、やりたい事がたくさんあり過ぎて
一日が24時間では足りない感じです。

エフェクター購入経験

面白い経験が出来ました。

エフェクターを購入したのですが、候補が2つあって、どちらかを選ぶことになっていました。

いくつかのサイトでレビュー記事を読みました。

どれも上手いこと文章で表現されていて感心しました。

キーワードをメモして比較してみました。

でも、言葉だけで伝わるものには限界があります。

音に関する商品なのに音を聴かずに判断するのは無理だと考えました。

翌日楽器屋に行きました。

今私が持っているエフェクターはバイオリンとかダブっぽい音楽を演奏する時用のディレイだけで、しかも頂き物です。

楽器屋でエフェクターを購入するのは人生初。

しかもベースは学生の時に少し弾いた事があるだけですが、ベース用のエフェクターを購入するためにはベースを弾くしかありません。

お目当のエフェクターを見つけ、勇気を持って店員さんに試奏したいことを申し出ました。

幸いセッティングは店員さんがしてくれました。
一つ目のエフェクター。

まずは4弦の解放。

うん、とても良い音。

そして1弦と2弦の和音。

うん、とても良い音。

ツマミはとりあえずフル。

それにしても音が大きいが、あまりにつたないベースの音が店中に響いていて恥ずかしい。

そして二つ目のエフェクター。

比較のために全く同じように弾いてみる。

うんこれもとても良い音。

でも、一つ目の方がツマミをフルにした時の低音が太い気がする。
こんな感じで一つ目のエフェクターを購入することに決めました。

店員さんは何も言いませんでしたが、私がベースを弾けない人であることは誰の目にも明らかでした。

恥ずかしかったですが、楽器の音を大きな音で鳴らすのって無条件に楽しい

ということを実感できた、良い経験でした。

Synchronised Brain Waves

先日作成途中だったhidekaさんの楽曲に、タンバリンやらその他を加えさせていただきました。

そして今日、完成しました。

曲を作る工程に関わらせていただけて、とっても貴重な体験でした。

作品に名前を加えていただきました。

本当に感謝です。

歌詞も大好きです。

タイトルもcoolです。

是非聴いてください。

https://soundcloud.com/hideka/synchronized-brain-waves

 

動画編集

久しぶりに動画編集をやってみました。

演奏とは全く違う作業なのと、継続してやっている訳ではないので
毎回初心者で四苦八苦しています。

優秀なソフトだからこそなのだと思いますが、調整可能な事がたくさんあるので
それに比例して迷いもたくさんあるのです。

イコライジングの工程は何度も繰り返し上げたり下げたりしているうちに目と耳が麻痺してきます。

休憩してから初期のフラットな状態に戻してみたところ
あれ?このままの方が良いかも

という事で試行錯誤を繰り返した結果、何の加工もしなかったのと同じ結果となりました。

もし日を改めてまた同じことをしてみたら、聴こえ方が違うのかもしれないですね。

演奏には集中力が不可欠ですが、編集も同じですね。

そして、もっと良くなるかも知れないと思えば思うほど、終わりがなくなりますね。

自分なりのレベルでより良い物を作る事は必要ですが、理想通りの物を作るのはとても大変です。

ある程度思い切って、これで完成!
と思える潔さが大切だと思いました。