いつもブログをご覧いただきありがとうございます。
今日も共感してくださる人のことを考えながら書いていきます。
即興演奏と聴いて皆さんはどんなことを思い浮かべるでしょうか?
私の場合は3コードの即興、ジャズの4バースです。
3コードの進行だと大枠が決まっているので、その中で自由に表現することが出来ます。
周りの音を聴きながら反応して曲を作っていきます。
そこで演奏されるフレーズは、おそらくその演奏者が今までに演奏してきたフレーズを組み合わせたものだと思います。
要するに、
どんなに複雑なことを演奏していようとも、
ひとつひとつの組み合わせですよね。
その組み合わせの意外性や
フレーズを出すタイミング
これもアドリブの見せ場だと思います。
でも、偶然性に頼る部分は大いにあるので、
演奏の出来にはなんの保証もありません。
プレイヤーの立場からすると、瞬間的な駆け引きが面白く感じるでしょう。
ではリスナーからするとどうでしょうか?
やはり作り込んだ作品の方が楽しめるのではないでしょうかね?
ですから、
部分的に即興演奏があるのは緊張感があって良いのですが、
全体となるとちょっと聴いていて辛いです。
こう感じるリスナーは多いのではないでしょうか?
プレイヤーを長くやっていると
この辺の感覚が鈍ってくる気がします。
立場を逆転して考えてみる発想は
どんなときにも大切にしたいですね。