ドラムに取り組んでいる皆さんたちなら
日々の練習に励んでいることと思います。
私も同じです。
では、何のために練習するのでしょうか?
私は目標達成状態維持のために練習しています。
まず目標が明確でなければならないのは当然のことです。
そして、最初は何もできなくて当然です。
もし最初からできる状態だったという人がいたとしても、その人がこの先上達するかどうかは
その人がどれくらいそのことを好きなのか、どれくらい本気かによるでしょう。
好きでもない、本気にもなれないことに人は一生懸命になれません。
例えば、いつもと同じ音色、おなじ音量でスネアを叩くことにしても、
グリップ、フォーム、セッティング、体調、精神状態がある程度一定であって初めて実現できるでしょう。
で、人間なので体調、精神状態は機械のようにいつも一定というわけにはいきません。
だからこそ確定することができる要素として
グリップ、フォーム、セッティングは普遍にしておくことが必要です。
不確定要素を減らすための最低限の準備です。
だから同じことを繰り返し練習するのです。
ここの意識をおろそかにしていると、1日に何時間練習しても上達はありえません。
流して叩くだけなら時間の無駄なので、叩くのをやめて何か他のことをしたほうが人生の貴重な時間を無駄にしなくて済みます。
どうせやると決めたのなら、徹底的に繰り返し、目標地点まで到達することを目指す
そして達成したら終わりではなく、達成した状態を維持するために繰り返します。
でも、できなかったことができるようになることと比較すると、維持することのほうが楽です。
どんなプロミュージシャンの方も達成と維持のための努力を継続しているはずです。
偉大な先人たちも通ってきた道です。
もしもあなたが偉大な先人たちよりももっと偉大だと思っているのなら、今までの話はすべて忘れてください。
もしもまだ目標達成できていないと1%でも感じるのなら
テンポ60のひとつ打ちからやってみてください。
ここでやってみるかスルーするかで
あなたのドラム人生は大きく変わることでしょう。