ドラムのタイコ類やシンバル類が響きすぎる、倍音を抑えて音をまとめたい
というときにミュートをします。
もちろん生楽器なので完全に音を消すことはできません。
余分な音をカットする感じです。
よくあるのはガムテープやティッシュを利用したミュートです。
ヘッドに貼る場合、貼る場所やガムテープの面積、普通に貼るのか丸めて貼るのかによって音が変化します。
シンバルに貼り付ける場合、使用後は剥がしておかなければ跡が残ってしまうので要注意です。
グミのようなものを貼り付けるミュートもあります。
ヘッドでもシンバルでも貼り着きます。
再利用できるし、一瞬で貼ったり剥がしたりできるので便利です。
リングミュートは私はスネアによく使用します。
太さが数種類あり、ミュート具合によって選択します。
ミュート効果は大きいです。
耳に聞こえる音は、スネア特有の鋭さが削れてしまった印象がありますが、
マイク乗りが良くなるので、レコーディングやライブで試してみると良いかもしれません。
エンジニアさんとしても音を作りやすくなるみたいで、ミュートしてほしいと要求されることもあります。
バスドラのミュートについては、バスドラの中に毛布のようなものを入れたりしてしっかりミュートするのがロックやポップスでは一般的です。
ヘッド自体に最初からミュート効果があるものもたくさん市販されています。
個人的にはビンテージスネアに付いている内側からミュートするタイプも好きです。
ミュート具合を外付けのツマミで調節できるので便利です。
なぜその機能がなくなってしまったのでしょうね?
復活してもらいたい機能です。