音の記憶って人によってどう違うのでしょうかね?
例えば誰かと誰かが同じCDを聴いたことがあって
CDがない場所でその演奏について語り合うような場合、
その2人の頭の中では同じように再現できているのか
という疑問があるのです。
また、バンドでスタジオに入っている時に
あのバンドのあの曲みたいにやろう
となったとして、果たして皆が同じイメージを持てているのか
という疑問があります。
聴き込むかそうでないかの差は大きいと思います。
また、初めて聴いたときの印象はとても強いものなので、
聴き込んだ人とは全く違う解釈をすることもあります。
また、それを再現する時の表現方法も人それぞれですよね。
擬音を使ったり、実際に演奏してみたり。
自分で演奏できる楽器ならなんとか再現できそうです。
問題は自分では演奏できないけれど人に説明しなければならない時
なかなか伝わらなかったり、思惑と違う伝わり方をしたりします。
ここら辺がうまく伝わるかどうかはバンド存続に大いに関わってきます。
だから同じ音楽的素養を持っている人たちが自然に集まり
バンドとしてうまくやっていけるのでしょう。
革命的な音楽をやろうとしている場合は当てはまらないかも知れませんが、
基本的に音楽は組み合わせを変化させて作るものだと解釈している方が多いと思いますので、
オリジナルをやるとしても同じ音の記憶を持っているということは大事なことです。