ゴーストノートとは、聴こえないくらい小さな音で叩く音です。
スネアでバックビートを叩く以外の音をかすかに叩いて、リズムにノリのニュアンスを与えるために叩きます。
テレビのような媒体の音楽番組とかだと、よく聞こえません。
作品となった音楽をいい音で聴くと聞こえます。
ジャンルによりますが、ライブでも聞こえます。
それにしてもかすかに聞こえる程度なのが普通です。
それでもリズムに微妙なニュアンスを与えられるため、多くのドラマーがゴーストノートを叩きます。
このゴーストノートですが、ゴーストという言葉の意味は幽霊であり、実際にかすかな音ではありますが、音は音なのです。
かすかだろうが、ほとんど聞こえなかろうが、叩いており、少しでも聞こえるのならそれは音なのです。
ですから、あまり聞こえないからといっておろそかにするとノリか崩れてしまい、バックビートが良くても全体が台無しになってしまいます。
むしろノリを左右するものだということで重要視すべき音なのです。
裏拍に入る音ってノリを作るのですよね。
ロックバンドを自己流でやっていると
ゴーストノートをオマケのように捉えてしまいがちです。
しかし、ジャズをやっていると、アクセント以外はほぼゴーストノートみたいな音なので
自然と慎重になります。
ベースとピアノが生音だとスティックをポトリと落としただけの音でも
ドラムの音として十分に認識されますから。
音として出す以上はすべての音に責任を持たなければなりませんよね。