8ビートのノリの中に16ビートの要素を入れて演奏することがよくあります。
ゴーストノートを使ったり、ハイハットを一部だけ若干細か目に演奏したりします。
また、ドラムは全くの8ビートのままギターのカッティングや、ベースの空ピッキング奏法で細かい音符を表現することもあります。
リズムは一緒に演奏するすべての楽器て表現するものであって、決してドラムだけで表現するものではありません。
ボーカルも例外ではありません。
なので、少しドライブ感が欲しい時に何かの楽器で16のエッセンスを加えたり、
少しスッキリさせたいときに16のエッセンスを抜いたりします。
パーカッションが入れば、この辺の雰囲気作りの幅が一気に広がります。
パーカッションが表拍に打てばより本来のビートが強調され、
裏拍を打てば本来のビートに幅をもたせる役割を果たします。
同じリズム隊として演奏するときでも、裏拍にスッと自然に入ってくるパーカッションの音はとても気持ちが良いものです。
8ビート、16ビートにとらわれずに、そのときに必要なビートを叩けるのが理想ですね。