継続的に練習したいのにどうしても途切れてしまう事があります。
右膝の手術をしたときは2ヶ月バスドラを踏めませんでした。
さすがに入院中は何もできないので、音楽を聴く時間をたっぷりもらったと思って聴く事に徹しました。
退院してからは手だけの練習を再開しました。
リズムパターンの練習は全身を使ってリズムを出したいのですが、右足が固定されていたので諦めていました。
そして、固定していたものを外せるようになったとき、右足の太腿の柔らかさに驚きました。
2週間固定していただけなのに、かなり筋肉が落ちるものなのです。
痛みに耐えながらリハビリで筋力を戻し、バスドラを踏んでみたのですが、すぐに疲れてしまうのです。
そこで、椅子の高さを変えてみたり、フットペダルのバネを調整してみたり、足首のスナップを意識してみたりと、今まで意識しなくてもできていた事を根本的に見直しました。
その過程で、今までより力を抜いてみたほうが良い音がすることに気がつく事ができたのは怪我の功名でした。
なんとか感覚を取り戻したのは1ヶ月くらい後の事でした。
スポーツ選手がよく怪我、リハビリ、復帰ということをしていますが、あれは本当に大変な事なんですね。
体験できた事は貴重だったと思っています。
なので、ブランクを埋める時は今までのやり方を見直すチャンスにもなり得るのです。
何かあってもまた復活できるという自信もつきます。
気持ちさえあればブランクを埋める事は可能なのです。