20代の頃は年末と言えばライブでした。
31日はカウントダウンライブが恒例で、寄せ集めメンバーで昼間にリハーサルをして、夕方から食べて飲んで、散々酔っ払って夜中からライブというパターンでした。
リハーサルは真面目にやるのですが、その後全員酔っ払うので好き勝手放題です。
お客さんも皆酔っ払いなので、なんともゆるい空間でした。
で、いつも困っていたのが
「俺も昔はバンドをやっていて、それはすごいバンドだったんだ」
と語り始める人でした。
適当に相槌を打っていたりすると説教が始まります。
20代の私はその時誓いました。
もしもドラムを止めたとしたら、初対面の若い世代の現役バンドマンに対して過去の栄光を語るのは止めよう、と。
ましてや説教するなんて絶対にしてはいけない、と。
私は幸いその誓いを守っています。
そしてこれからも守っていきたいと思っています。