スポーツでもそうだと思いますが、余計な力を抜くことって本当に大切です。
ドラムで言うと、手足や体幹の力を抜いて、リラックスした状態で叩くのが一番良い音がします。
しかも、リズムも自然にキープできます。
力んでしまうと音が汚くなり、つぶれてしまい、しかもリズムが乱れます。
だから力まないことが大切だということは多くの人が分かっています。
なのに力んでしまう人はたくさんいます。
なぜでしょうか?
私自身の反省も込めてあえていうと、気合を入れて叩いたときはろくなことがありません。
力むし、恰好つけようと思うし、うまく叩こうと思う。
こんな邪念だらけでは音も邪念にまみれています。
何も考えずに出てきた音は本当に純粋なので、まっすぐな音がします。
身体も心もチカラが抜けてリラックスしている状態がベストです。
よっしゃ!やってやる!
と思ったら注意したほうが良いです。
がむしゃらを売りにしているなら別ですが、力わざではアーティスティックな表現は難しいのです。
気合いが入っていると感じたら深呼吸、一呼吸おいたほうが良いです。
自分を客観的に見てみましょう。
見せ方、聴かせ方はこれで良いのか、自問自答する余裕があればチカラを抜くこともできると思います。