夏の音と言えば風鈴の音が思い浮かびます。
風情があってよろしいですよね。
ところで、風鈴の音にも音程があります。
いくつかの風鈴が同時に鳴ると和音になります。
不思議と不協和音のような音でも心地良いのですよね。
というか、よほど意図しない限りは不協和音になりますよね。
しかもリズムもバラバラです。
でも、考えてみると音程は人間が作り出したものであって、自然界には
もともと完全な和音の状態などなかった訳です。
それを完全な和音を作ってアートにしていった訳ですよね。
先人たちの努力と発想には本当に頭が下がります。
コード楽器にしても打楽器にしても、長い歴史の中で進化してきたのですね。
しかもそんな難しいことは何も知らなくても楽器は弾ける訳です。
風鈴の不協和音からこんなことを考えていたのでした。