人が一緒に演奏するとき
相手と合わせようとして
微妙なタイミング調整をしているものです。
ものすごく極端な例ですが
NHKのど自慢でたまに演奏を無視してオリジナリティ豊かな歌声を披露するお年寄りがいます。
あのバックで演奏している方々は
あくまでも歌に合わせて演奏しているので
歌にどこまでも食らいついていきます。
職人芸だと思います。
昔のレコードでも危うい演奏がそのまま作品になっていたりして面白いものがたくさんあります。
極端な例でしたが、楽器を複数人で合わせるときって
当然合わせようとしています。
お互いに歩み寄るケースもあれば、
癖をわかっていて一方が合わせに行く
というケースもあると思います。
そのような人間的なあいまいさが
演奏を面白いものにすることもあります。
今私が目指しているのは
相手と意思疎通出来ないケースで
どれだけ良いリズムを叩けるか
というところです。
プログラミングされた音源と同期しつつ
いかにして楽曲が活きるグルーヴを
出すことができるか?
これはなかなか奥が深そうです。