だんだん遅くなる、これをリタルダンドと言います。
リタルダンドは、曲の終わりに使われることが多いです。
指揮者がいないのになぜリタルダンドできるのでしょうか?
それは事前に打ち合わせている、または譜面に書かれているからです。
でも、どこからどのくらいの割合でテンポを落とすかは感覚的な要素が大きいです。
ではどのように息を合わせるのが良いのでしょうか?
初めて合わせる時など、フロントであるボーカルやギターや鍵盤の人たちがドラムのほうを振り返って
目を合わせてリタルダンドをリードしてくれることがあります。
これ、いつも後ろにいることが多いドラマーにとっては嬉しい瞬間だったりします。
おっ、みんなこっちを見てるよ!
ウンウン、ここでリタルダンドね、
わかるわかる!
でも、人によっては全くそういった非言語コミュニケーションをとってくれない場合もあります。
あれ?なんか遅くなっている気が…
…乗り遅れた
譜面見てるならともかく、宙を見つめてるだけならちょっとアクションしてくれたらいいのに…
クールなんでしょうかね?
恥ずかしがり屋さんなんですかね?
ちょっと寂しい気がします。
ドラマーは割と全体を見ていることが多いので
フロントマン同士でちょっとした合図みたいなやりとりをしているのが見えるだけでも
なんとなく嬉しいものなんですがね。
ここはいろいろと意見が分かれるところだと思います。
パフォーマンスとして見せるとか、あえて顔を見合わせない演出にするとか
そういうパターンもありそうです。
リタルダンドに限らず、キメを合わせる時にも息を合わせる必要がありますね。
こういう非言語コミュニケーションの取り方が
バンド内で一致していると
息の長い活動が出来そうですよね。