シンバルはシンバルスタンドの構造により叩くと揺れるようになっています。
よりシンバルが鳴るようにと考えられた構造です。
なのでシンバルを受ける部分の面積も小さくなっています。
そして、受ける部分は揺れ方を調節できるようになっています。
通常は最大にボルトを締めても揺れは十分にあるのでその状態で使用します。
受ける部分のフエルトを外したほうがより揺れるし鳴るような気がするという事で
外してしまう方もいるようですが
これをやるとシンバル中央の穴が削れてしまうばかりか
シンバル自体が割れてしまいます。
逆にシンバルを揺らしたくない場合に
留め具を逆さに付ける場合があります。
これで多少は揺れが収まります。
さらにフエルトを厚めのものに変更したり、フエルトを重ねてシンバルがほとんど揺れないようにセッティングしている方も見かけます。
連続で叩いたり、シンバルでリズムを刻んだりする場合には叩きやすいのかも知れません。
でも、お客さんとしてステージを観ているとき、ドラマーがシンバルを叩いた時に
ステージ上の照明に反応してキラキラするのが好きなので
私はあまりシンバルを固定せず
自然な揺れを残しています。
連続して叩くときは、揺れ具合によって
シンバルが上にある時に叩くときの手の位置と
シンバルが下にある時に叩くときの手の位置が違うということを意識して
力加減で揺れ具合を微調整すれば良いと思います。
ライドシンバルは大きくて重たいのであまり上下しませんが、多少は上下するので目で揺れ具合を確認しながら叩くほうが安定して叩けると思います。
ドラマーは演奏している時に立ち上がったり歩いたりできないので、
ステージアクション的には大きく揺らしたいところです。