実家で暮らしていた頃、ドラムを始めて買った日のことです。
初心者用の安価なもので、さらに中古でしたがメチャクチャ嬉しくて、クリーナーで磨き上げて、ヘッドを張り替えて、でも生音で叩く訳にはいかなかったのでミュートして、さらにゴム製のミュートを施しました。
で、たくさん叩いたのですが、さらにドラムに馴染むためにしたことがあります。
バスドラの全面に空けたホールに頭を突っ込んでみました。
ちょうど中に折りたたんだ毛布を入れていたので、枕にしてみました。
妙に自分の呼吸音が響いていました。
なるほど、これが鳴りというものか、と思いました。
その日はそこで寝てみました。
少しだけドラムと仲良くなった気がしました。
こんなことしたことがある人、いますか?
僕はいないと思っていたのですが、ベースと一緒に寝ていたという方にお会いしたので、このことを思い出しました。
それがなんと今一緒に音楽をやっている方だったのです。
同じ感性を持っていたのだな、と嬉しくなってしまいました。
少数派ですよね?