ドラムは座って演奏するものではありますが、それにしては身体の動きが他の楽器と比べて大きいと思います。
他の楽器もアクションを取り入れたりすると動きが大きくなりますが、ドラムはアクションを取り入れなくても動きが大きいです。
私は、この身体の動きがビートを作り出すという感覚が好きです。
継続してビートを刻むことによってグルーブが生まれる感覚が好きです。
もちろん力を抜くことの大切さは身をもって体感していますし、力を抜かなければ良い音は出ません。
しかし、ここぞという瞬間にはやはり力が入ります。
その瞬間に大きな音、爆発的な連続音が必要だと思えば思い切り大きな力を使います。
そしてこれは力んでしまっているのではなく、力をコントロールした結果なのです。
この音が曲に対して躍動感を与える結果につながるのなら、ドラムの役割としては最高の役割ですよね。
ドラムは小さな音から大きな音までダイナミクスを表現することができる楽器であり、その特徴を上手く生かすべきです。
時には思い切り身体を使った大きな表現によって
大きな感情の振れ幅を表現するのも良いですね。