私はよく経験しています。
例え話で言えばわかりやすいと思います。
ベースとのコンビネーションをもっと良くしたいと思ったとします。
ドラマーとベーシストがお互いの音を良く聴こうとして頑張ります。
そうすると、今まで意識していなかった微妙な細かい部分が聴こえてきます。
大きなノリを整えようと思ったのに、細部が気になってしまったりします。
程度にもよりますが、例えばベーシストとドラマーが2人でスタジオに入ってこのような練習をすると、まずは行き詰まると思います。
そして1箇所ずつ克服していくうちに、2人の音に慣れて、噛み合う瞬間が増えてきます。
この頃にはもう、お互いの音を聴こうとして頑張り過ぎていません。
自然とお互いの音を聴きながら演奏しているはずです。
聴こうと思い過ぎるよりは、自然に聴こえて、それに合わせようと意識するくらいがちょうど良いのです。
細部については個人練習をお互いに重ねてから、再度合わせるのが良いと思います。
一度このプロセスを経験すると、同じような悩みが出た時に
あまり意識し過ぎずに良く聴く
ということがお互いにできるようになると思います。