複数の人が同じ音楽を聴いたとします。
そして感想を求めたとします。
すると、同じものを聴いているのに感想は人それぞれですよね。
受け取り方が違うのです。
人と同じように受け取ることはできないのです。
育った環境、聴いて来た音楽、その日のコンディション、その音楽を聴く環境
人それぞれ全然ちがいますよね。
だからポイントが異なるのです。
歌詞に惹かれる人
声を惹かれる人
曲の良さに惹かれる人
演奏に惹かれる人
まだまだあります。
さらに歌詞の中でも、ここの歌詞が最高だから良い、とか細分化していくとどんどん出て来そうです。
もちろん奏者はこういう感じで聴いて欲しい、という想いはあると思います。
でも、どう受け取るかは受け取る側の自由に委ねられています。
そして、感想には正解も不正解もないのです。
文字通りその人が感じたままです。
何れにしても、受け手の心が動くからこそ感想が出てくる訳です。
受け手の心が動くような演奏をしていくのが、演奏者としての喜びであり、やりがいでしょう。