若い時はとにかく速い曲が好きでした。
多分心拍数が速かったのではないかと想像しています。
遅い曲は苦手意識がありました。
ドラムを叩く動作で言えば、連打していれば安心、
手がタイコ類やシンバル類に当たっていない時間が長いのは不安
という感じでした。
だから、遅い曲になると手数を増やしてごまかしていました。
しかもごまかしているという自覚はなく、
それが自分のオリジナリティだというスタンスでやっていました。
でも、音楽は大抵の場合、自分一人でやっているのではないです。
一緒に音を出すメンバーや、作曲者の意向というものがあります。
これが自分のプレイだから合わせて欲しいと言えるだけの強さがあればそれで良いでしょう。
でも、私はそうではありませんでしたので、遅い曲もできるように練習しました。
リスナーとして聴く音楽も自然とミディアムからスローになっていきました。
自然な流れで変化しました。
今では遅い曲でも速い曲でも
苦手意識はありません。
自然な流れなので良かったのかなと思っています。